リンへ

こうやって改まると何を書いたらいいのかわからないけれど、まずは結婚おめでとう。
リンは昔からガサツでじゃじゃ馬で女らしさの欠片も無くて、貰ってくれる人なんていないんじゃないかって心配していたけど、いい人が見つかったみたいで安心しています。奇跡って本当に起こるんだね……。
折角なので、ここで思い出話でもしてみようかと思います。
リンとは、昔から喧嘩ばかりしていたよね。たった数十分早く生まれたからって偉そうにして、僕のおやつを横取りしたりオモチャを勝手に持って行ったり……あれ、何か虐げられていた記憶ばっかだ。高圧的な姉への恐怖心で、僕は幼いころからリンに頭が上がりませんでした。
と、言うのは半分冗談で。
喧嘩では理不尽に思う事が沢山だったけれど、困った時や辛い時に色々と助けてくれた事も、ちゃんと覚えてるよ。
大人しくて引っ込み思案だった僕を無理矢理引き摺り回してくれたリンの明るいところ、実は結構感謝しています。僕の友達の半分くらいはリンが作ってくれたようなものじゃないかな? 誰とでもわけ隔てなく接することが出来るその性格、ちょっと憧れでした。時々鬱陶しかったけれど、それはそれでいい思い出です。
あと、普段は意地悪なのに、僕が体調を崩した時は妙に優しくなるよね。ただの風邪なのにやたらと心配して、薬やおかゆを持ってきてくれたり……。うつるからあっち行ってって頼んでも聞かないし迷惑だったけれど、傍にいてくれたのは嬉しかった。贅沢言うなら、風邪じゃない時もその位優しくしてほしかったなぁ、なんて。……ああ、何かまとまらなくなってきたから雑談はこの辺でやめておこうか。
リン、二十五年間僕と一緒に成長してきてくれてありがとう。やかましい存在がいなくなってしまうのは正直ちょっとだけ寂しいけれど、こっちはこっちで何とかするから、気にせず幸せな家庭を築いてください。ご飯ちゃんと作れる? 旦那さんに逃げられないよう家事だけはしっかりしなよ。あと、気が向いた時に家にも顔を出してくれたら、父さんも母さんもきっと喜ぶ。その時は新婚生活の話でも聞かせてください。
それじゃあ、身体に気を付けて。

生まれる前からの相方より







◇◆◇

手紙形式の短文って初めてかもしれない…。
友人の結婚式がとても素敵だったので、衝動的に書いてしまいました。結婚式を迎える姉(リンちゃん)を送り出す弟レン君のイメージです。
友人の弟さんが花嫁姿のお姉ちゃんに「おめでとう、幸せにね」と晴れやかな声を掛けているのを見て、ああ、こういうきょうだいいいなぁと思ってこっそり鏡音変換してしまいました。リンちゃんの為に式で奔走するレン君。笑顔で送り出してくれるレン君。それに笑顔で返すリンちゃん。幸せな場は、どちらも心から幸せなのがいいですよね。



この友人の影響で、私は見事にボカロ沼に浸かりました。
ありがとう、君のおかげで毎日妄想創作曲探しが楽しいです。そしてこんな素敵な場で鏡音妄想しててすまんかった。諸々美味しかったです。どうかお幸せに。
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