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*:・゚ '☆Happy Birthday ルカ!!☆,。・:*: ,。

……ということで、ルカさんお誕生日おめでとうございます!!絵でも文でもなかなか構ってあげられませんが、優しいルカさんも可愛いルカちゃんも女王様なルカさまも皆大好きです。これからも素敵な歌を聞かせてくださいね。


せっかくなので、ルカ誕プチ祝い的な意味も込めて短いお話書いてみました。前々から言っていた「モジュール×飲み物」ネタです。
今回はルカモジュ「紅玉」とミクモジュ「翠玉」のお話。中華モジュなので、ジャスミンティをあわせてみました。お湯注いで華が開くアレです。美味しいですよね!
ゆるーいですが、ガチの百合っぽいお話に初挑戦してみたので、苦手な方は注意。
大丈夫な方は下からどうぞ!

改めまして、ルカさんおめでとう!!




 緋色の丸テーブルの向かい側で、少女はうっとりと、その中心に置かれたポットを眺めていた。
 「オリジナル」よりも高い位置で結われた二房の髪は、彼女の名を表わす翡翠色の宝石の様に、つやつやと滑らかな光沢を放っている。剥き出しの肩は細くて頼りなく、色気を意識した衣装は、まだ幼さの残る彼女には不釣り合いの様に思えた。
 透明なガラス製の入れ物の中で、球体状の塊がほろり、ほろりとほどけていく。鮮やかな紅が華開き、絡みつく様に固められていた細い葉は、その孤高の王座を讃えるかのように広がっていった。
 ……あるいは、堅く閉じ込めていた宝物を奪われない様、守るかのように―――。

「――なにか良い事でもあったの?翠(スイ)」

 口元に浮かべられた小さな微笑みが気になって、なんとなしに問いかけると、少女――翠は、水に沈むこの花なんて比べ物にならない位可愛らしい花を、その顔にほわりと咲かせた。

「ふふ、だってうれしいんだもの。紅(コウ)ちゃんの淹れてくれたジャスミンティー、とっても美味しいから」
「なんだ、そんな事……これくらいいつだって淹れてあげるわよ」
「そんなこと、なんかじゃないよ!紅ちゃんのは特別だもの。どれだけ高級な葉を使ったお茶でも、紅ちゃんの淹れてくれたジャスミンティには敵わないよ」
「あら……そんな事言われたら、逆にプレッシャーになっちゃうじゃないの」
「えへへ、ゴメン」
「もう…………ほら、出来たわよ」

 透明なカップに琥珀色の液体を注ぐと、芳しい香りが私たちを包む。翠は暫くの間その香りを楽しんでいたけれど、やがてカップに口をつけ、幸せそうに顔を綻ばせた。

「う~ん、やっぱり紅ちゃんのジャスミンティは最高!」
「そう……それはよかったわ。まだ沢山残っているから、ゆっくり飲んで頂戴ね」
「わぁ、ありがとう!……あ、でも、私ばっかり飲んでちゃ、紅ちゃんの分が無くなっちゃうね」
「私はいいわ。翠が美味しそうに飲んでくれるから、それだけで十分」
「そっか……なら、いいんだけど……」

 子供の様に唇を尖らせる仕草は、納得していない証拠。そんな表情すら愛おしくて、透き通るような白い肌にそっと手を添えると、翡翠の瞳を見開いた彼女の頬にすっと紅が射した。
 わかりやすい反応。悪戯心を刺激するには、それだけでも十分だった。

「そうね……でも、たまにはあなたと一緒に味わうのも、悪くはないかもしれないわね」
「紅ちゃ……んっ」

 テーブルの上から乗り出して、薄く色づいた唇に自分のそれを重ねる。途端、口の中に広がる茉莉花の香りに、意識がくらりとした。

 ガラスの入れ物に閉じ込められた豪奢な華なんて、ちっとも惹かれない。
 だって、私にとってのジャスミンの花は、あなただから―――…。




◇◆◇
ジャスミンの花言葉はいろいろありますが、
無邪気・愛らしさ…翠玉
官能的…紅玉
のイメージ。
モノによっては「あなたは私のもの」というのもあるらしく……最後の紅玉さんのセリフは、そんな意味合いです。
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リク③

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