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季節はすっかり秋ですが、お話はようやく夏祭りへ。せ、せめて暑いうちに書き切りたかった……_(:3」∠)_
また分割投稿です。気になる部分はあとで直します。レン君が空気ですごめんよ!
後半もなるべく早めに出せる様に……といいたいところですが、かがさんの原稿を本格的にやりたいので、いつ書き切るかわかりません。残り二回くらいで終わる予定なので、気長にお待ちいただけると幸いです。



。。。

 もう少し背筋を伸ばして、と耳元で囁きかけられると同時に、胸の辺りをきゅっと強く絞められる。息苦しさに顔を顰めそうだ。見た目の涼やかさとは違い着慣れない浴衣は窮屈で、この後何時間もこのままでいるのかと思うと少しだけ気が重い。
 けれど、そんな事はどうでもいいと思ってしまう位、リンの気持ちは弾んでいた。
 浴衣を着て祭りに行くなんて、どれくらいぶりだろう。引っ越してから一度も祭りに行かなかったわけではないが、リンは自分で着付は出来ないから、どうしても普段着になる。友人や街中ですれ違う浴衣姿の人を見る度に、何とも言い難い気持ちに眉を下げていたものだった。
 鏡に映る自分と向き合いながら、着付をしてくれている祖母の邪魔にならない様、そっと腕を動かす。薄く白い布地は長年タンスの中で眠っていた割にしっかりとアイロンがかけられていて、糊が効いているみたいにパリ、と肌の上を滑った。その軽い感触が心地よい。

「……はい、お待たせ。出来たわよ」

 背後で手際よく帯を結んでいた祖母は、その出来栄えに満足げに頷くと、そっとリンの両肩に手を添える。

「この浴衣もね、本当は処分してしまおうと思っていたの。けれど、残しておいてよかったわ。こうやってリンちゃんに着てもらえて、あの子も喜んでいる事でしょう」

 流水を思わせる青の線に、水草と金魚。リンが幼かった頃に母が着ていた浴衣だ。
 静かで落ち着いた柄は大人っぽくて、オレンジに黄色の花といかにも子供らしい浴衣だったリンは密かに憧れを抱いていた。「大きくなったらお母さんの浴衣を着るの!」と宣言して、母や祖母に笑われたくらいに。
 ……似合っているかな?
 鏡に映る自分はまだまだ子供で、母の様に着こなせてはいないかもしれない。でも、こうやって同じものを身に着けられるのは、嬉しくもあった。

「花火、よく見えるといいわねぇ」

 髪の毛を結い上げながら、祖母が呟く。

「……うん」

 あの頃と違って一緒ではないけれど、きっとこの家で、同じ浴衣を着て夜空を眺めているはずだから――。
 身支度が整ったところで、玄関口からミキとユリの呼ぶ声が響く。
 その声に応えながら、リンは荷物をまとめて彼女たちの元へと向かった。


***


 祭りの会場までは、ミキの父の運転する車で移動する。祖母の家からは歩いていけない距離ではないのだが、浴衣だと動きづらいからとミキが気遣ってくれたのだ。
 家族以外の車に乗る事は滅多になく、どこか居心地が悪い。乗車してから暫くはリンもそわそわと外の景色を眺めていたのだが、ミキとユリが会話を始めてしまったので、仕方なく視線を車内に戻す。
 浴衣の為だろう、二人とも今日は雰囲気がいつもと違う。
 助手席に座るミキの浴衣は水色だ。普段は背中に流している髪もサイドで一つにまとめていて、毛先をゆるく巻いている。
 ユリは黒地に青い菖蒲とシンプルで、髪はリン同様アップにしているが、浴衣の色もあってか彼女の方が数倍は大人っぽい。
 みんな、びっくりするかなぁ……?
 迎えに来た二人の姿を見てリンでさえドキドキしたのだから、男子達がどんな反応を見せるのか、想像すると少しくすぐったい。
 そんな事を考えている内に広場の近くに到着し、リンたちは入り口前で車を降りると、脚に纏わりつく布と慣れない下駄に苦戦しながら、ゆっくりと待ち合わせ場所を目指した。
 ミキは歩きやすさ重視の為かサンダルだが、ユリはリン同様下駄だ。カラン、コロン――。木独特の固く乾いた音が、二人の足元で不規則に弾ける。
 焼きそばの屋台から流れてくる香ばしいかおりに後ろ髪を引かれながら階段を上り、公民館の前まで来ると、残りの友人たちも既にそこで待っていた。
 近付いてくる軽やかな下駄の音に顔を向けた三人は、普段とは違う装いにリンたちを判別できなかったらしく、茫然と目を瞬かせる。が、すぐに気付いたのかほっとした様に表情を緩め、一番手前にいたピコが手を振って向かってくるリンたちに応える。
 そんなピコの後ろにいるミヤは、リンと目が合うとパン、と勢いよく手を合わせ、何かを拝む様にぺこぺこ首を振り始めた。どうやら、内緒にして欲しいと頼んだあの話をミキ達に漏らしてしまった事を謝っているらしい。友人の奇怪な行動に、隣に立つレンはわけがわからないと訝しげだ。
 約束をあっさり破られてしまった事には、少しだけ納得がいかない。とはいえ、彼が白状せざるを得ない状況に追い込まれたことだって容易に想像できて、一方的に責めるのも気が引ける。何よりミヤは、本気で問い質してくるユリにめっぽう弱いのだ。
 それでもやっぱり簡単に許してしまうのは嫌だったから、視線から逃れる様にふいっと横を向くと、途端、捨てられた子犬みたいに表情を崩したのがおかしくて、我慢しきれず苦笑を漏らしてしまった。その反応でリンが本気で怒っているわけではないとわかったのだろう、ミヤの顔にもようやく安堵が浮かぶ。
 そんなやり取りを眺めながらレンが不可解気に首を傾けたけれど、説明は、してあげるつもりはない。

「おっ待たせ~! って、折角のお祭りなのに二人ともTシャツぅ~? 味気ないなぁ」

 三人の元に辿り着くや否や、普段と変わらない格好のミヤとレンの姿にミキが思い切り顔をしかめる。それに反応するのはやっぱりミヤの方だ。

「なんだよ、いーじゃん別に! 浴衣よかこっちの方が動きやすいだろ?」
「それもそうだな。お前には『花火の場所を確保した後の買い出し係』という重要な任務があるんだから、テキパキ動ける格好でないと」
「ちょー、オレはパシリか!? ていうかそれだったらレンにもやらせろよ、こいつも私服だろ!」
「……なんだお前、おつかいも一人で出来ないのか?」
「だーっ、そうじゃなくて!!」

 相変わらず一方的にからかってくるユリに、ミヤは既にお手上げといった感じだ。
 そんな彼らの姿を横目で流しつつ、リンはピコの方に向き直る。

「ピコ君は浴衣なんだね」
「まぁ、お祭りなんて一年に一回行くか行かないかだしね。折角だしこういうのもいいかなぁと。鏡音さん、その浴衣良く似合っているよ。髪型もいつもより大人っぽいし……な、レン」
「へ? ああ、うん?」

 やられっぱなしのミヤに助け舟を出すべきか戸惑っていたのか、振られたレンの返答は曖昧だ。
 けれど、今のリンにとってレンの態度は全く気にならなかった。……それよりも。

――実はあたし、ピコ君と付き合ってるんだ。

 頭の中には昨日のミキの告白が浮かんできて、妙にドキドキしてしまう。
 ミキとピコの態度は、こうやって改めて観察してみても互いに自然だ。こんな風に何も無い様に振る舞われてしまうと、事実を知らされているこちらとしては、どう接すればいいのかわからなくて困るのだが……。
 助けを求めてじゃれ合う三人の方を見ると、視線を感じたのかミキがこちらを向く。余程困った顔をしていたのか、たったそれだけでリンが言わんとしている事を何となく察したらしい。
 ――ナイショね。
 人差し指をそっと唇に沿え、やわらかく微笑む。つまり、この場でその話題は出さないでほしい、といったところだろうか。
 笑みを浮かべて首を小さく傾けると、ミキはほっとした様に表情を緩め、再びミヤいじりへと戻る。振り返って目が合ったピコに曖昧に笑いかけると、リンはそのまま二人から視線を逸らした。
 胸の奥で弾ける妙なくすぐったさは、まだ消えそうにない。


 その後、ピコの救済で何とか騒ぎが落ち着いたところで、リンたちは改めて祭りの会場へと降りていく。
 組立を手伝ったイベントステージも気になるが、最初はやっぱり屋台巡りだ。早くもお腹を空かせていたらしいミヤはたこ焼きに焼きそばと濃いにおいを漂わせ、それに釣られたレンとミキもたこ焼きを買う(ミキは一人では食べきれないという事で、ユリとリンの三人で分けたのだが)。
 金魚すくいではいつの間にか「誰が一番掬えるか」で勝負が始まり、ピコとユリの一騎打ちに。結局勝ったのはピコで、それぞれが掬った金魚たちは、持ち帰っても世話が出来ないという事でミキ以外はプールへと戻した。因みにミヤとレン、リンは早々にポイが破けてしまい、一匹も掬えていない。
 他にも、喉が渇いたからとかき氷を食べたり、金魚すくいのリベンジとばかりに水風船を釣ったりと屋台遊びを満喫したところで、六人は中央ステージへと向かった。
 今の時間は、リンたちと同じくらいの年頃の男女のバンドステージの最中らしい。聞き覚えのあるポップスソングに耳を傾けながら、運よく空いていたベンチに腰を下ろす。
 夕方とはいえ、花火大会を控えているだけあって広場には人がたくさん集まってきている。気の早い者は既に場所取りを始めていて、屋台通りも相変わらずの混み具合。この辺りで少し休憩を入れるのもいいだろう。

「リンのそれ、お母さんのだっけ?」

 問うミキの視線はリンの肩の辺り。つまりこの浴衣を指しているのだろう。

「うん、おばあちゃんが大切に保管しておいてくれてたみたいで、ちょっとだけ借りているの」
「そっかそっか、うちのお姉ちゃんのよりもそっちのが断然いいよー。リンの髪に、真っ赤な金魚が良く似合ってる」
「えへへ、ありがとう。……ごめんね、折角気を遣ってもらったのに」

 祭りには浴衣を着ようと話をしたのは、昨日の買い物の後、おばあさんの店から広場までの道すがらだった。
 水着同様、リンの手持ちの衣服に浴衣なんて無い。それを見越してか、ミキが自分の姉のを使えばいいと提案してくれたのだった。

「いーよいーよ。お姉ちゃん、今一人暮らしでなかなか帰って来ないから、リンが持ってなかったら丁度いいかなーって思っただけだし」
「ゆかりさん、今何しているの?」
「フツーの大学でフツーの学生。でも、将来はアナウンサーになりたいみたいで、そっち系の講習も週一くらいで受けてるんだって」
「ゆかりさんの声は落ち着くもんなぁ。数年後には『癒し系女子アナ』とかいって、テレビに出てるんじゃないか?」

 ユリの発言に、リンも思わず納得してしまう。
 おっとりと優しいゆかりは面倒見もよく、リンたちが低学年の頃はよく本の読み聞かせをしてくれた。優しいのにはっきりした声はどんなお話でもうまく読み上げ、彼女以外の人間の読み方だと物足りなく思ったくらいだ。アナウンサーは彼女にピッタリの仕事だろう。

「がっくん……さんは?」

 そういえば、とリンは後ろにいるミヤを振り返る。ゆかりもそうだったが、ミヤの兄、岳にもちょくちょく世話になっていたのだ。
 あの頃は親しみのつもりで「がっくん」と呼んでいたが、流石にこの歳でその呼び方は出来ない。中途半端に付け足した敬称を、ミヤはさして気にしていない様だ。

「あー、兄貴は一応県内で就職。朝が早いらしく職場近くのアパート借りてるんだけど、週末とかよく帰ってくるし、あんま出ていった感しないんだよなぁ~」
「仕事しながら一人暮らしって大変そうだもんね」
「ま、料理は好きでちょくちょく自分で作ってるらしいけどね。一番得意なのが煮物って、おかんかっての!」
「料理といえば、ピコ、お前はどうしてるんだ? 昼はともかく、朝晩学食ってわけにもいかないだろ。やっぱ普通に自炊?」
「俺の所は寮母さんが作ってくれるから、基本的に自炊の必要はないよ。でも将来的には一人暮らしをするつもりだし、時間がある時には手伝っているんだ」
「へぇ。随分とマメなんだな」
「そうでもないよ、気分転換にもなるし丁度いいかなってだけで」

 ピコの返答に、ユリはふぅんと感心した様に呟く。その隣でミキが大きなため息をこぼした。

「なーんか、みんな地元離れちゃうよねぇ……。リン、大学こっちに戻ってくる気ない?」
「うーん、まだ何がやりたいのか全然決まっていないし、何とも言えないかなぁ……」
「だよねぇ。ピコ君も県外確定だし、ユリは就職希望だっけ? あーあ、あたしどうしよっかなぁ~!」
「オレはここに残るぜ! 県外とか未知の世界で一人暮らしなんかやってられっかっての。三度の飯と寝床が保障されている実家最高!!」
「あんたには訊いてないし」
「そもそもお前、その頭じゃ進学は――下手すると就職も出来ないだろ」
「ぐぉっ、ダブルパンチ!?」

 ……そっか、みんなずっとここに居るわけじゃないんだよね。
 心の奥底に沈んでいたものが投げ込んだ石によって浮き上がるみたいに、寂しさがじわりと広がる。
 自分がここを離れても、それ以外のものは変わらないのだと勝手に思い込んでいた。でもピコは既に県外で暮らしているし、残りの友人たちだって、これからの進路によっては別の土地に移る可能性が十分にある。そして、そのまま戻ってこない事だって……。
 こうやって気軽に集まれるのは、ひょっとしたら最後かもしれない。その事に気付いたのか、皆の口からも言葉が消える。

「……さーて、結構休憩したし、そろそろ後半戦いこっか! 次、こっちから回らない?」

 すると突然、重い話はもう終わり、とばかりにミキが立ち上がった。湿り気を含んだ空気を振り払うのは、いつだって彼女だ。
 そうだな、と同意するユリに続いてリンも腰を上げる。話題が変わったことにほっとしたのだろう、硬い表情をしていた男子たちも口元が緩む。
 バンドの演奏はいつの間にか終わっていて、ステージでは次の演目への転換作業をしていた。何が始まるのかを確認することも無く、リンたちはその場を後にした。



「――お、射的あんじゃん!」

 それから暫くは雑談を交えつつぶらぶらと歩いていたが、がらくたの並ぶ屋台の前でユリが足を止める。その口元がニヤリと持ち上がったのを、リンは見逃さなかった。

「……おいミヤ、私と勝負しろ」

 不敵な表情はそのままに、腕を組んで立ちはだかる。ユリは背が高いから、こうやってミヤと並んでも目線はほとんど変わらない。

「ハァァ!? 何でオレが!」
「いいから早く来いって。それとも何だ、戦わずして逃げるのか? 男のくせに情けないな」
「そう言う意味じゃないだろ! せめて選択の自由くらい認め――あ、おいちょっと待てって、リリィ!」

 必死の抗議も虚しく、シャツの後ろを掴まれたミヤはユリによってずるずると引き摺られていく。先ほどの金魚すくいといい、彼女は根っからの勝負好きなのだ。射的は確かミヤも得意だったし、いいカモという事なのだろう。

「あの二人は放っておいて、俺たちは俺たちで行動しよう。どうせ気が済むまではあそこから動く気は無いんだろうし」
「……それもそうだな」

 屋台の前では未だ言い争いを続けている二人の姿。呆れ混じりのピコとレンの呟きに、リンとミキも顔を見合わせて吹き出した。

「ユリ―! あたしたち先行ってるから、終わったら電話ちょーだい!」

 手を振りながらミキが叫ぶと、応える様にユリの腕が上がる。その隣で肩を落しているミヤに心の中でそっと謝罪と声援を送って、既に歩き始めていたピコたちの後を追う。
 花火が始まるまではまだ二時間近くある。場所を確保するにはまだ少し早いし、屋台で買うものを選んだり、さっきの場所に戻ってステージ観覧をすれば丁度良いだろうか。そんな風にぼんやりと考えながら歩いていると、ピコが急に振り向いた。

「それじゃあ、俺と結月さんはここから二人で回るから、レンたちも花火が始まるまで適当に時間潰しておいてよ。集合は三十分前くらいでいいかな?」
「えっ……ちょっと待っ」

 勿論、リンが考えていたのは四人で行動するプランだ。二組に分かれるなんて考えもしない。
 狼狽えるリンにピコは困ったように、けれどこれだけは譲れないといった感じに、はっきりとした声で言う。

「二人きりになりたいんだ。だから鏡音さん、悪いけど少しの間、レンの相手してやってくれる?」

 頼まれた、というよりは、押し切られたといった方が近いかもしれない。
 言外に「邪魔するな」と咎められた様で慌ててコクコクと首を振ると、ピコは満足げにありがとうと呟き、驚きつつもどこか嬉しそうなミキと一緒に雑踏の中へと紛れていった。ごくごく自然に、手まで繋いで。
 ……見せつけられた、のかもしれない。
 二人の姿が完全に見えなくなってからも、リンの心臓はドキドキと騒がしい。ピコがあんなことを言うだなんてあまりにも予想外で――……でも、心のどこかでは納得もしていた。だって折角のお祭りなのだ。わざわざ大勢でいるよりは、ピコたちも恋人同士でゆっくりと行動したいだろう。もしかしたら、合流してからずっとそのタイミングを窺っていたのかもしれない。……結果、リンの方はレンと二人きりで残されてしまったわけだけど。

「……とりあえず、神社の方に行ってみる?」

 たぶん、何も知らされていなかったレンはリン以上に戸惑っている。問いかけるその目は、ピコの言葉が信じられないといった感じにゆらゆら揺れていて。
 けれど、ミヤたちの所に戻ろうとしないのは、彼もリンと二人で居たいと思っているからだろうか。それとも、喧嘩でうやむやになってしまった誘いをもう一度しているだけ?

「…………うん」

 気持ちを切り替えようと必死に絞り出したであろうその提案に、リンの方も頷くだけで精いっぱいだった。



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